岐阜公園
金華山のふもとに広がる公園で、岐阜城主だった斎藤道三や織田信長の居館があったとされる場所。信長ゆかりの地として、戦国時代には珍しい巨石を使用した通路や石垣などを保存整備した織田信長居館跡、信長の庭、若き日の信長像などを見ることができます。 また、2006年には「日本の歴史公園100選」に選ばれています。
金華山
市の中心部に位置し、標高は329m。かつては稲葉山と呼ばれ、山頂には岐阜城がそびえ立ちます。 また市の中心部にありながら、椎の原生林やシダ類の群生が茂り、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロなど60種類以上の鳥たちも生息。ヒトツバ、モチツツジなどの草花に出会うこともでき、まさに自然の博物館さながらです。
岐阜城
金華山山頂に最初に砦が築かれたのは建仁年間(1201〜1204年)、鎌倉幕府執事の二階堂行政によるといわれています。1567年には織田信長が岐阜城を手に入れ、この地方一帯を平定。名をそれまでの稲葉山城から岐阜城へ改名し、後に安土城が建設されるまでの10年ほどの間、天下統一の拠点となりました。 4階の楼上は展望台になっており、清流・長良川、遠く連なる伊吹の山並など壮大な自然が一望できます。
加藤栄三・東一記念美術館
当美術館は加藤兄弟画伯がこよなく愛し、その作品にもよく描かれている長良川・金華山に隣接した岐阜公園内にあり、しっくいの白壁と平板瓦の屋根は、周囲の自然によくマッチしています。 豊かな自然に包まれ美術鑑賞をする場として、恵まれた環境にあります。どうぞ、ごゆっくりご鑑賞ください。
岐阜市歴史博物館
岐阜市の歴史と文化を紹介する博物館で、岐阜公園内にあります。 この総合展示室では、原始時代から現代までの岐阜の歴史を紹介しています。特に斎藤道三や織田信長が活躍した戦国時代にスポットをあて、戦国ワンダーラン ドとして信長の生涯を岐阜を視点にご覧いただく「天下鳥瞰絵巻」や信長時代の楽市場の一部を原寸大で復元した「楽市立体絵巻」などが展示されています。
岐阜大仏
日本三大仏の一つに数えられるこの大仏は乾漆仏としては日本一のものです。 天保3年4月(1832年)に、実に38年の歳月を費やして完成しました。 大イチョウを真柱として、骨格は木材で組み外部は良質の竹材と粘土で造られ、その上を一切経で糊張りし漆を塗り金箔を置いたものです。胎内には薬師如来がまつられています。 私たちに微笑みかけられているようなそのやさしい表情と荘厳さ、そして静寂な大仏殿の中はまさに癒しの空間です。